音のする家



ユニークな居酒屋だったのが居酒屋まんぼうの跡地にできたアジア酒房である。名前は本当は知らない。というか最初から居酒屋まんぼうの看板を再利用している。中に入った。目的は神戸産肉まんを二つ買うためである。お兄ちゃんが僕に軽く肩ポンをした。振り向くと「ナイス・トウ・ミー・トウ・ヤーヤーヤー」と昔の酒井法子の言葉じゃないのか。僕は神戸産肉まんを買いに来たと言った。「酒はいらんかよ?」と今度は艶歌か。憎いぜ。店長と思ったがすっかりお兄ちゃんのペースにハマっていた。「ちょっと待ってよ」と言ってお兄ちゃんが朝鮮画報を渡した。僕は朝鮮画報を中学校図書室で読んだ経験があるのを思い出した。神戸産肉まんを受けとったら僕はパックンチョと食べた。「アンケートにご協力ください。粗品です」と言い出す。粗品がアジア映画自主上映会の招待券であったが期限が切れている。そんなモンいらんと僕は言い返した。そうしたらお兄ちゃんがこう言った。「アジアの魔王はおれだー」

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